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ドライトロンでずっと俺のターンしてみた(2020.10)

※転載記事になります。元記事はこちら

 

考察記事

 先日発売されたデッキビルドパック ジェネシス・インパクターズ。そこで登場した新テーマドライトロンはレベルではなく、攻撃力を参照するという新しい儀式召喚テーマでした。これで、ドライトロンと共存する必要はあるものの、ほぼ全ての儀式召喚モンスターが格段に出しやすくなったと言っていいでしょう。

 さて、そうなると思いつくのが「出しにくいんだけど強い儀式召喚モンスターってなんかなかったっけ?」ということ。これに該当するモンスターは何体かいます。例えば《崇光なる宣告者》 。

崇光なる宣告者


儀式・効果モンスター
星12/光属性/天使族/攻2000/守3000
「宣告者の神託」により降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
(1):手札から天使族モンスター1体を墓地へ送って以下の効果を発動できる。
●相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。

 

 レベルは実に12。デッキ構築にもよるけれど、2~3体のモンスターを必要としてしまい、自身の手札コストも相まって使いにくいモンスターでした。実際自分も数枚持っているのですが、何分当時からしてみればハズレアです。スリーブには入っていたのですが、あまりいい扱いはされていませんでした。そりゃそうか。

 そんな《崇光なる宣告者》以外にもう一体、ドライトロンの恩恵を受けたモンスターがいる。それは《虚竜魔王アモルファクターP》。

虚竜魔王アモルファクターP

儀式・効果モンスター
星8/地属性/ドラゴン族/攻2950/守2500
アモルファスP」により降臨。
(1):このカードが儀式召喚に成功した場合、
次の相手ターンのメインフェイズ1をスキップする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
フィールドの表側表示の融合・S・Xモンスターの効果は無効化される。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「虚竜魔王アモルファクターP」以外の「竜魔王」モンスター1体を手札に加える。

 その効果は「メインフェイズ1のスキップ」と「リンク以外のEXモンスターの効果無効」。ぶっちゃけ、この二つをアクセントに使いつつ、ドライトロンモンスターで攻めた方が柔軟性があるし、デッキとしての安定感も増すのは言うまでもない。その場合《虚竜魔王アモルファクターP》はピン差しでいいし、なんなら除外されてもそこまで痛くはない。せいぜいが代わりに《サイバー・エンジェル-弁天-》 を召喚する羽目になるくらい。

画像3

儀式・効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻1800/守1500
「機械天使の儀式」により降臨。
(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
そのモンスターの元々の守備力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。
デッキから天使族・光属性モンスター1体を手札に加える。

※大抵コストに使わてて墓地にいる

 そんなメインフェイズ1をスキップすることが出来る《虚竜魔王アモルファクターP》。そこで一つのアイデアが浮かぶ。もし先行1ターン目で《虚竜魔王アモルファクターP》を立てることが出来て、相手のメインフェイズ2もスキップすることが出来たのならば、まさに文字通り「ずっと俺のターン」が出来るのではないだろうか、と。

 そんなわけで完成したのがこのデッキなのでした。

画像4

 ニューロンとADSでデッキレシピが違うのはご愛敬。でも大体一緒。基本的な動きは、

1,《虚竜魔王アモルファクターP》を召喚する

2,《端末世界》を発動する。

 これだけです。これだけで相手はドローしてバトルしてエンドするしかなくなります。2ターン目以降だと若干うまみが薄くなったりもしますが、一度通ってしまえば、相手に出来ることは大分限られてくる、というわけです。

端末世界

永続魔法
自分メインフェイズ1にこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いのメインフェイズ2をスキップする。

 で、このデッキ。実際に成功するとどうなるのっていう動画がこんなかんじです。

 正直これを撮るために5回くらいやり直したのは秘密。

 ただ、その中には「キーパーツはそろってたのに後攻を選んじゃったのでリセットした回」も含まれているので、体感初手成功率は40%ってとこでしょうか。

 別にそれに特化したデッキでもないので、最悪《端末世界》がなくても戦えますし、もっと言っちゃうと《虚竜魔王アモルファクターP》も添え物でいいんですけど、その辺はまあ、ロマンを追い求めたデッキということで。

 ちなみに《強欲で貪欲な壺》も積み込んだデッキも考えたのですが、まわしてみたらまあ《強欲で金満な壺》と完全にアンチシナジーなもんだから手札にだぶついてエラいことになったので抜きました。初手で揃えば殆ど勝ちなんですけど、揃わなかったときが悲惨になるんですよ。あれ。

強欲で貪欲な壺

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

 

強欲で金満な壺

通常魔法
(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの
裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。
除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。

 そんな訳でドライトロンを使って「ずっと俺のターン!」をしてみたという話でした。他にも色々出来そうなんですけど、何分しばらくやってなかったもんだから知らないカードの多いこと多いこと。暫くはカードを知ること、ですね。

 

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