覚えておきたい汎用カード10選/通常罠編(2022.01)
告知他
当記事について
この記事では、特に覚えておきたい重要な汎用札のうち、通常罠から10枚を選んで紹介していきます。選定の基準は汎用性の高さですが、あくまで個人的な基準です。
また、既に遊戯王を現役でプレイしている人からすれば「知っているよ」というものがほとんどだとは思いますが、どちらかといえば初心者向けの記事ですので、あらかじめご了承ください。
激流葬
解説
召喚などを条件に、フィールド上のモンスターを全て破壊出来る通常罠です。
効果自体は強力で、発動条件も比較的緩いですが、自分の場を巻き込んでしまうデメリットがあります。
逆に、効果で破壊されることをトリガーとするモンスター効果を発動するのには非常に役立ち、《ユベル》などの効果を能動的に発動させることが出来るカードです。
規制のかかったことがあるカードですが、高速化やインフレの波に押されて「場面によって活躍する汎用性の高い除去罠」に落ち着いている印象です。
砂塵の大嵐
解説
フィールド上の魔法・罠カードを2枚まで破壊出来る通常罠です。
このカード1枚でアドバンテージを稼ぐことが出来ますが、難点として発動ターンのバトルフェイズを封じられるというものがあります。
ただ、このカードは通常罠なので、特殊な状況下で無い限り、発動するためには一度セットして相手ターンに回す必要性があるため、相手のエンドフェイズ時に《砂塵の大竜巻》と同じ要領で使うことで、デメリットが回避出来ます。
2枚破壊出来ない限りはこのカードである必要性が無いため、投入する場合は、環境や、仮想敵をよく考えてからにする必要性はありますが、有用な魔法・罠除去カードです。
スターライト・ロード
解説
自分フィールド上のカードを2枚以上破壊する効果が発動した際に、発動し、その効果を無効にして破壊した後、《スターダスト・ドラゴン》をEXデッキから特殊召喚する効果を持つ通常罠カードです。
似たような効果を持つカードに《大革命返し》がありますが、基本的に無効にできる対象は一緒で、主な違いは、
の3点です。なので、このあたりの違いを吟味しつつ、どちらを投入するかを決定すると良いでしょう。
特に《スターライト・ロード》は《スターダスト・ドラゴン》を特殊召喚出来るため、使い捨てながら、もう1度だけ破壊効果を無効化出来る点がメリットとなるでしょう。
強制脱出装置
解説
フィールド上のモンスター1体を持ち主の手札に戻す通常罠です。
対象を含め自由度の高いカードで、相手のモンスターに対する除去としてはもちろん、自分の場に存在するモンスターをバウンスし、召喚時の効果をもう一度使うなど、様々な用途が考えられるカードです。
また、変わったところだと、相手のモンスターをリリースし、特殊召喚される壊獣をこのカードでバウンスし、再利用するということも考えられます。とにかく効果の幅が広く、汎用性の高いカードになります。
戦線復帰
解説
自分の墓地からモンスター1体を守備表示で蘇生する通常罠です。
自分の墓地だけを対象に出来、表示形式が限定される《死者蘇生》といったカードで、効果自体は強力で、デメリットとなりやすい守備表示での蘇生も、相手のエンドフェイズに使えば気になりません。
ただ、現在の環境で1ターンまたなければならないというのは意外と重く、「蘇生さえ出来ればどうとでもなるモンスターがいる」など、状況に応じて、2枚目以降の《死者蘇生》として採用していくことになるでしょう。
ドラグマ・パニッシュメント
解説
相手フィールド上の表側表示モンスターを破壊し、そのモンスター以上の攻撃力を持つEXデッキからモンスターを墓地に送る通常罠です。
効果自体は普通の汎用除去ですが、EXデッキから任意でモンスターを墓地に送れるのが優秀で、そちらを目的に投入されることもあるカードです。
難点は、発動後、次の自分のエンドフェイズまでEXデッキからモンスターを特殊召喚出来なくなるという強い制約がかかることで、もともと墓地送りのために使用するなど、採用や使いどきを含めて、よく考える必要性のあるカードでもあります。
ドラグマに属しているため《教導の聖女エクレシア》からのサーチにも対応していて、そちらと一緒に少数投入されるという場合もあります。
トラップトリック
解説
ちょっと分かりにくい効果ですが、「デッキ内に2枚ある通常罠のうち1枚を除外し、もう1枚を自分の場にセットする効果」を持つ通常罠です。
また、効果でセットした罠は、セットしたターンでも発動が可能な為、複数枚同名の通常罠を採用する場合は投入が検討出来るカードになります。
デメリットとして、発動ターンは1枚しか罠が発動出来ない為、罠を複数セットするデッキというよりは「特定の罠だけがどうしても欲しい」というデッキに採用すると良いでしょう。
バージェストマ・ディノミスクス
解説
手札を1枚捨てて、フィールド上の表側表示のカードを1枚除外するカードです。
対象を取るとはいえ、除外という極めて強い除去方法を取るカードで、フリーチェーンであるため発動タイミングを選びません。
ただし、《サンダー・ブレイク》などと同様に手札コストがあるため、なにも考えずに使うと1枚のディスアドバンテージになります。
そのため、手札コストには墓地にあった方が良いカードを使ったり、このカードに対する相手の除去にチェーンして使うなどの工夫が必要になります。
その他、手札と墓地、どちらにいても変わらないカードの多い【ドラゴンメイド】などでは汎用性の高い除去として投入されることの多いカードでもあります。
無限泡影
解説
状況によって手札から発動の出来る罠です。効果は相手フィールド上のモンスター効果(及び特定条件では魔法・罠効果)の無効です。
先行でも後攻でも機能するのが便利で、1ターン目の初動を止めることが出来るカードになります。このカードを意識して、モンスターと同じ縦列に、重要な永続魔法・罠を置かないというプレイングも大事になります。
メタバース
解説
デッキからフィールド魔法を手札に加えるか発動するかするカードです。
同じくフィールド魔法をサーチすることの出来る《テラ・フォーミング》が制限カードであることもあり、このカードの重要性は高いですが、罠であるため、一度相手ターンに回さなければならない点がネックで、フィールド魔法への依存度が高いデッキで採用されることが多いカードです。
《テラ・フォーミング》には無い利点として、直接発動することが出来るため、《ライオウ》のように、サーチ自体を封じる効果をかいくぐることが出来たりもします。
おわりに
と、言う訳で汎用的な効果を持つ通常罠10選でした。
正直入れるかどうか迷ったカードがぱっと思いつくだけでも2、3枚あるため、あくまで「目安」だと思ってもらえると幸いです。
中には《聖なるバリア -ミラーフォース-》のように、強力で、規制経験もあって、専用のサポートカードを持つカードもありますが、攻撃反応という遅さもあって、今回は採用を見送りました。
ただ、上記以外で、ここで取り上げていないカードでも、要所で効果を発揮する通常罠はまだまだありますので、機会があったら、まとめて記事にしたいなぁと思っております。
それではまた、そのうち。
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