デュエリストパック -輝石のデュエリスト編-新情報雑記(2022.04.27)
告知他
再録情報
雑感
再録カードなんですけど、《予見者ゾルガ》がどこで登場したのか全く覚えてなかったというね。PRISMATIC GOD BOXだったんですね。
登場当時は方向性もそこまで定まっていなかったことで、あんまり有用性が高くなかった印象ですけど、今回の強化で、地属性・天使族で固めてデッキを使う可能性が出てきたので、大分使いやすくなったんじゃないかと思いますね。
《墓守の罠》によるサーチにも対応しているので、展開自体はしやすいです。
また、デッキトップを確認する効果も、《墓守の罠》とのシナジーに期待出来るようになっています。
効果も相まって展開自体はしやすくなりましたが、(2)のバーン効果を用いるかと言われると依然として微妙なところでしょうか。
ただ、このパックの新規と合わせることで使えるようになっているので、再録としてはあっていると思います。
《融合》はもう説明不要なカードですね。このパックではアマゾネスで用いることになるため、その相性を加味しての再録でしょう。
長らくやっているプレイヤーからすれば必要のないカードではありますが、需要の高いカードなのは間違いないので、再録としては悪くないと思います。高騰はしてないですけどね。
関連カード
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【マスターデュエル対応】真帝王領域軸帝王デッキ解説記事(2022.01)
こんばんは。本日は遊戯王マスターデュエルでも有用な帝王デッキについて解説していきます。
なお、《真帝王領域》の有無で構築に差があるため、今回は採用型に限定して解説をしていきます。あらかじめご了承ください。
デッキレシピ
※詳細なデッキレシピはこちら
デッキの基本戦術
《真帝王領域》
フィールド魔法
(1):自分のエクストラデッキにカードが存在せず、自分フィールドにのみアドバンス召喚したモンスターが存在する場合、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):自分のアドバンス召喚したモンスターの攻撃力は、相手モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ800アップする。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズにこの効果を発動できる。自分の手札の攻撃力2800/守備力1000のモンスター1体を選び、そのモンスターのレベルをターン終了時まで2つ下げる。
今回紹介する《真帝王領域》軸に限らず、帝王デッキは、様々な手段を用いて、リリース要員を展開し、それらをリリースして、アドバンス召喚される帝王や、上級・最上級モンスターの効果でアドバンテージを確保していくというのが基本的な動きになります。
アドバンス召喚が中心に入ってはいますが、リリース要員を確保する関係もあって、特殊召喚もしっかりと駆使していきます。このデッキにおいて、考えたいことは以下の4つ。
1.展開する上級・最上級モンスターの選定
2.リリース要員の確保
3.帝王カードの選定
4.上記以外で相性のいいカードの選定
特に2に関しては割と選択肢が豊富で、構築次第では、かなりの数が選択肢に入るため、ここでは、特に選ばれることの多いモンスターを紹介していきます。
主要カードの解説
展開する上級・最上級モンスター
まずなんと言ってもアドバンス召喚を行って展開をするモンスターを選ぶ必要があります。
このデッキは《帝王の深怨》というサーチカードを擁しているため、そちらの発動条件になる、「攻撃力2400/守備力1000」か「攻撃力2800/守備力1000」のモンスターは優先的に採用を検討することになります。
攻撃力2800/守備力1000のモンスター
こちらには主に帝カテゴリに属するモンスターが該当します。まず重要となるのは《天帝アイテール》と《冥帝エレボス》です。
《天帝アイテール》
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから「帝王」魔法・罠カード2種類を墓地へ送り、デッキから攻撃力2400以上で守備力1000のモンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
(2):このカードが手札にある場合、相手メインフェイズに自分の墓地の「帝王」魔法・罠カード1枚を除外して発動できる。このカードをアドバンス召喚する。
《冥帝エレボス》
効果モンスター
星8/闇属性/アンデット族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから「帝王」魔法・罠カード2種類を墓地へ送り、相手の手札・フィールド・墓地の中からカード1枚を選んでデッキに戻す。
(2):このカードが墓地にある場合、1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに手札から「帝王」魔法・罠カード1枚を捨て、自分の墓地の攻撃力2400以上で守備力1000のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
どちらもデッキから帝王魔法・罠を2種類墓地に送ることで効果を発動する最上級モンスターです。
《天帝アイテール》はデッキからのリクルート、《冥帝エレボス》は相手のカードを1枚選んでデッキに戻すことが出来ます。
どちらも強力な効果でフル投入しても問題のないカードと言えると思います。間接的な自己サルベージ効果を持っているため、《冥帝エレボス》は減らす選択肢もあります。
帝王魔法・罠のうち、複数枚数採用されやすく、墓地で発動する効果を持っている《汎神の帝王》と《真源の帝王》をコストとするのが理想的でしょうか。ただし、どちらもドローソースになるため、その枚数は要注意。
上記以外では、最上級帝モンスターが該当します。
《怨邪帝ガイウス》
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動する。そのカードを除外し、相手に1000ダメージを与える。除外したカードが闇属性モンスターカードだった場合、そのコントローラーの手札・デッキ・EXデッキ・墓地から同名カードを全て除外する。
このカードが闇属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、その時の効果に以下の効果を加える。
●この効果の対象を2枚にできる。
《爆炎帝テスタロス》
効果モンスター
星8/炎属性/炎族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。このカードがアドバンス召喚に成功した時、相手の手札を確認して1枚捨てる。捨てたカードがモンスターカードだった場合、そのモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える。このカードが炎属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、その時の効果に以下の効果を加える。
●相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
《轟雷帝ザボルグ》
効果モンスター
星8/光属性/雷族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動する。そのモンスターを破壊する。破壊したモンスターが光属性だった場合、その元々のレベルまたはランクの数だけ、お互いはそれぞれ自分のEXデッキからカードを選んで墓地へ送る。このカードが光属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、その時の効果に以下の効果を加える。
●墓地へ送る相手のカードは自分が選ぶ。
《烈風帝ライザー》
効果モンスター
星8/風属性/鳥獣族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚と自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動する。そのカードを好きな順番で持ち主のデッキの一番上に戻す。このカードが風属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、その時の効果に以下の効果を加える。
●フィールドのカード1枚を対象として持ち主の手札に戻す事ができる。
《凍氷帝メビウス》
効果モンスター
星8/水属性/水族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。このカードがアドバンス召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カードを3枚まで選択して破壊できる。このカードが水属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、その時の効果に以下の効果を加える。
●この効果の発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。
いずれも上級帝よりも効果が強力になっていますが、オーバーキル気味のカードや、癖が強いカードも多く、採用は吟味をする必要があります。
デッキタイプを選ばずに投入されやすいのは万能除去の《怨邪帝ガイウス》とハンデスの《爆炎帝テスタロス》でしょうか。
特に前者は《冥帝エレボス》などをリリース要員として用いることで、追加効果を発動しやすいのが他にない利点です。
攻撃力2400/守備力1000のモンスター
基本的に帝王デッキは後述する《天帝従騎イデア》と《冥帝従騎エイドス》の組み合わせにより、リリース要員が2体以上確保されていることが多く、特に《真帝王領域》軸の場合は、その効果でリリース数軽減が出来るため、上級のモンスター、特に帝たちは採用されにくいです。
ただ、その中でも、採用される可能性があるのが以下の2体です。
《光帝クライス》
効果モンスター
星6/光属性/戦士族/攻2400/守1000
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを破壊し、破壊されたカードのコントローラーは破壊された枚数分だけデッキからドローできる。
(2):このカードは召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
《威光魔人》
効果モンスター
星6/光属性/悪魔族/攻2400/守1000
このカードは特殊召喚できない。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いに効果モンスターの効果を発動できない。
《光帝クライス》は帝モンスターにしては珍しく特殊召喚した際でも効果が発動し、自分相手問わずにカードを破壊できます。
従って、《天帝アイテール》の効果でリクルートしても効果を発動することが出来、《天帝アイテール》の相手ターンにアドバンス召喚出来る効果と合わせて妨害に用いることが可能です。
その他にもリリース要員を確保するために、フィールド上にある《真源の帝王》を破壊しつつドローを行うなど、様々な使い方が出来るため、1枚は採用しておきたいモンスターです。
《威光魔人》は効果モンスターの発動を封じるという極めて強力な制約を持つモンスターです。
帝モンスターではありませんが、攻撃力と守備力が一致しているため、サポートを受けることが出来ます。
ただし、《帝王の溶撃》と効果の適用範囲がややかぶっており、あちらはアドバンス召喚したモンスターの効果は発動できるため、採用枚数はあちらの枚数と合わせて吟味する必要性があります。
その他
《虚無魔人》
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守1200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
各種帝王サポートには対応していないものの、採用されやすいモンスターとして、《虚無魔人》があります。
各種サーチには対応していないものの、お互いの特殊召喚を封じるという強い制約力を持っています。
帝王デッキも特殊召喚は行いますが、他のモンスターを並べた後で展開すれば、相手の展開を抑制しつつ、攻撃を行うことが出来るようになります。
上記以外でも様々な上級・最上級モンスターの採用が検討出来ますが、きりが無いので今回は割愛します。
リリース要員の確保
次に考えなければならないのが、リリース要員の確保です。上述の通り、《真帝王領域》を用いることで、リリース数を軽減することも出来ますが、それでも1体はかならず自前で用意する必要があるため、その際に有用なカードを紹介していきます。
天帝従騎イデアと冥帝従騎エイドス
《天帝従騎イデア》
効果モンスター
星1/光属性/戦士族/攻 800/守1000
「天帝従騎イデア」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「天帝従騎イデア」以外の攻撃力800/守備力1000のモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。このターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、除外されている自分の「帝王」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
《冥帝従騎エイドス》
効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 800/守1000
「冥帝従騎エイドス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにアドバンス召喚できる。
(2):墓地のこのカードを除外し、「冥帝従騎エイドス」以外の自分の墓地の攻撃力800/守備力1000のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。このターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
まず重要となるのはこの2体でしょうか。
《天帝従騎イデア》の効果で《冥帝従騎エイドス》を特殊召喚することで、2体分のリリースと、追加の召喚権を確保することが出来ます。
それ以外にも《天帝従騎イデア》は墓地に送られた場合、除外されている帝王魔法・罠カードをサルベージすることが出来、自身を除外することで効果を発動する《汎神の帝王》の他、《真源の帝王》のコストとして除外された帝王魔法・罠を回収することが出来ます。
また、《冥帝従騎エイドス》は墓地から除外することで、《天帝従騎イデア》や、後述する家臣モンスターを蘇生することが出来ます。
特に《天帝従騎イデア》を蘇生した場合、2体目以降の《冥帝従騎エイドス》のリクルートにも繋がり、召喚権無しでリリース要員を2体確保出来ることになります。
どちらも強力で、フル投入しても問題ないカードですが、どちらかというとデッキ内からリクルートされやすい、《冥帝従騎エイドス》の方が少ないという状態だけは避けた方がいいでしょう。
家臣
上記の2体と同一ステータスで、特定の条件で特殊召喚を出来、アドバンス召喚のためにリリースされると追加で効果を発動するモンスター群です。
全属性に存在しますが、特殊召喚条件に癖のあるものも多く、採用枚数と、採用するカードは検討する必要があります。
全てステータスが上記の従騎モンスター2体と同じで、《冥帝従騎エイドス》からのリクルートに対応している他、《邪帝家臣ルキウス》は後述の《ワン・フォー・ワン》でのリクルートにも対応しているため、選択肢のひとつとして投入することも出来ます。
《邪帝家臣ルキウス》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 800/守1000
「邪帝家臣ルキウス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地のレベル5以上のモンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。このターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。相手フィールドにセットされたカードを全て確認する。この効果の発動に対して、相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
《雷帝家臣ミスラ》
効果モンスター
星2/光属性/雷族/攻 800/守1000
「雷帝家臣ミスラ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、相手フィールドに「家臣トークン」(雷族・光・星1・攻800/守1000)1体を守備表示で特殊召喚する。このターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにアドバンス召喚できる。
《地帝家臣ランドローブ》
効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻 800/守1000
「地帝家臣ランドローブ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを裏側守備表示にする。このターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがアドバンス召喚のためにリリースされた場合、「地帝家臣ランドローブ」以外の自分の墓地の攻撃力800/守備力1000のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
《炎帝家臣ベルリネス》
効果モンスター
星3/炎属性/炎族/攻 800/守1000
「炎帝家臣ベルリネス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
このターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでエンドフェイズまで除外する。
《氷帝家臣エッシャー》
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻 800/守1000
(1):相手の魔法&罠ゾーンにカードが2枚以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
《風帝家臣ガルーム》
効果モンスター
星3/風属性/鳥獣族/攻 800/守1000
「風帝家臣ガルーム」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのアドバンス召喚されたモンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。このターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。デッキから「風帝家臣ガルーム」以外の攻撃力800/守備力1000のモンスター1体を手札に加える。
アンカモフライト
《アンカモフライト》
特殊召喚・ペンデュラム・効果モンスター
星5/光属性/魔法使い族/攻1800/守 0
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のEXデッキのカードが、存在しない場合または「アンカモフライト」のみの場合に発動できる。このカードを破壊する。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。このカードがEXデッキに表側表示で存在し、「アンカモフライト」以外のカードが自分のEXデッキに存在しない場合のみ特殊召喚できる。この方法による「アンカモフライト」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):モンスターゾーンの表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
上記以外でも、特殊召喚モンスターはリリース要員としての採用が考えられますが、特に《アンカモフライト》は《真帝王領域》軸との相性がいいです。
自身の効果を用いることで、EXデッキに移動しつつドローが出来、その後特殊召喚して、リリース要員として用いることが出来ます。
攻撃力も1800とまあまああるため、最後の詰めにアタッカーとして用いることも可能になっています。
難点は《進撃の帝王》などが場に存在する場合、特殊召喚を行うことが出来ないなど、若干のアンチシナジーがあるところでしょうか。
プレイングでカバー出来るレベルなので、そこまで心配する必要は無いでしょうが、投入枚数などは他のカードとの兼ね合いを考える必要性があります。
上記以外で、帝王カードにもリリース確保を担うものがいくつか存在していますが、そちらは次項の「帝王カードの選定」で触れるため、この項目では割愛します。
帝王カードの選定
次は帝王カードの選定です。《汎神の帝王》や《天帝アイテール》のコストとして必要である関係上、帝王魔法・罠はある程度の枚数採用する必要があります。そこで、この項目では、採用優先度順に3つの項目に分けてそれぞれ解説していきます。
重要度☆☆☆
まずはもっとも重要度が高い帝王魔法・罠カード群。
《真帝王領域》
フィールド魔法
(1):自分のエクストラデッキにカードが存在せず、自分フィールドにのみアドバンス召喚したモンスターが存在する場合、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):自分のアドバンス召喚したモンスターの攻撃力は、相手モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ800アップする。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズにこの効果を発動できる。自分の手札の攻撃力2800/守備力1000のモンスター1体を選び、そのモンスターのレベルをターン終了時まで2つ下げる。
言うまでもなく、この構築では必須カードとなります。
1枚存在していればいいため、サーチ手段が豊富なことも考えると、必ずしもフル投入する必要性はありませんが、後述する《汎神の帝王》のサーチ効果を考慮すると、デッキ内に同名カードが3枚存在している方がサーチが行いやすいため、出来ればフル投入しておきたいところです。
《汎神の帝王》
通常魔法
「汎神の帝王」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札の「帝王」魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「帝王」魔法・罠カード3枚を相手に見せ、相手はその中から1枚選ぶ。そのカード1枚を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。
手札ではドローソース、墓地ではサーチカードとして機能する汎用性の高いカードで、基本的にフル投入が推奨されます。
また、このカードが存在している関係上、帝王魔法・罠はある程度以上の枚数を投入する必要性があるほか、サーチしやすくするために、あえて3枚投入する場面もあるということは頭に入れておくといいでしょう。
《帝王の深怨》
通常魔法
「帝王の深怨」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札の攻撃力2400/守備力1000のモンスター1体または攻撃力2800/守備力1000のモンスター1体を相手に見せて発動できる。デッキから「帝王の深怨」以外の「帝王」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
帝王魔法・罠をサーチするカードです。手札に特定のステータスを持つモンスター(主に帝)が存在しないと発動出来ませんが、それらをサポートするカードをサーチ出来るため、こちらも出来る限りフル投入がオススメです。
また、上記の《汎神の帝王》で特定のカードをサーチしたいものの、デッキ内に3枚存在しない場合、このカードで穴埋めをすることも可能になっています。
《帝王の烈旋》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(1):このターン、自分がモンスターをアドバンス召喚する場合に1度だけ、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドのモンスター1体をリリースできる。
相手フィールド上のモンスターをリリース要員として用いることが出来るようになるカードです。
リリース要員にするだけなので、このカードの発動を無効化されない限りは、耐性を持つモンスターでも難なく除去が出来るため、積極的に採用をしたいカードです。
このカード単体では何も出来ないという問題点もありますが、下記の《真源の帝王》などと合わせて用いることで、自分の場にモンスターがいない状況からでも最上級モンスターをアドバンス召喚することが可能になります。
《真源の帝王》
永続罠
「真源の帝王」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「帝王」魔法・罠カード2枚を対象として発動できる。そのカードをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分の墓地の「帝王」魔法・罠カード1枚を除外して発動できる。このカードは通常モンスター(天使族・光・星5・攻1000/守2400)となり、モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとして扱わない)。
帝王魔法・罠版《貪欲な壺》のような効果の他に、墓地で発動し、自身をモンスターとして特殊召喚する効果を持ちます。
どちらも効果としては有用ですが、発動した状態の自身を墓地に送る効果を持ち合わせていない為、永続罠として使用してしまうと、いざという時に墓地に送れないという可能性があることには注意が必要です。
2枚以上墓地にあっても、それぞれターンに1回づつの発動なので、コストさえ確保できていれば複数枚発動し、これだけで最上級モンスターのリリース要員を確保することも可能になっています。
その効果から、《天帝アイテール》などで墓地に送る最優先候補となります。
重要度☆☆
次に重要度が高いのは以下のカード群です。
《帝王の開岩》
永続魔法
「帝王の開岩」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):自分が表側表示でモンスターのアドバンス召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●そのモンスターとカード名が異なる攻撃力2400/守備力1000のモンスター1体をデッキから手札に加える。
●そのモンスターとカード名が異なる攻撃力2800/守備力1000のモンスター1体をデッキから手札に加える。
アドバンス召喚時に後続をサーチすることが出来る永続魔法です。
一度発動してしまえば何度もサーチ効果が使用できるため、アドバンテージは稼ぎやすいですが、このカード単体では何もできない他、《アンカモフライト》との相性が悪い点には注意が必要。
特にこのカードは、盤面を整える前に発動するケースが多いため、効果の発動順番には細心の注意を払う必要があります。その性質上、1枚あれば十分なため、サーチの選択肢として投入するくらいが良いでしょう。
《進撃の帝王》
永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドのアドバンス召喚したモンスターは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
自分フィールド上のアドバンス召喚したモンスターに対象耐性と、効果破壊耐性を付与する永続魔法です。
《真帝王領域》では守り切れない、下級モンスターによる除去に対応しているため、より強固な盤面を築くことが出来ますが、やはり単体では機能しない他、《アンカモフライト》との相性も悪いため、採用枚数は最低限で良いでしょう。
《帝王の溶撃》
永続罠
自分のエクストラデッキにカードが存在せず、自分フィールドにアドバンス召喚したモンスターが存在する場合にこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、アドバンス召喚したモンスター以外のフィールドの表側表示モンスターの効果は無効化される。
(2):自分エンドフェイズに、アドバンス召喚したモンスターが自分フィールドに存在しない場合にこのカードは墓地へ送られる。
《真帝王領域》と同様の条件下で発動でき、アドバンス召喚したモンスター以外の効果を無効化する効果を持っています。
かなり強力なメタとなるため、出来れば採用したいところですが、やはり単体では機能しないため、その枚数はよく吟味する必要があります。
ただ、上記と違い、このカードが発動している状態でも、《アンカモフライト》の効果が発動できるのは利点といえば利点でしょうか。逆に《アンカモフライト》が存在する限り発動出来ない点は注意。
重要度☆
ここからは採用率が低めの帝王魔法・罠について触れていきます。いずれも《汎神の帝王》などのコストに対応しているため、採用を検討出来る場合もあります。
《帝王の凍気》
通常魔法
(1):自分フィールドに攻撃力2400以上で守備力1000のモンスターが存在する場合、フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):自分の墓地からこのカードと「帝王」魔法・罠カード1枚を除外し、
フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
自分フィールド上に特定モンスター(帝など)が存在する場合に発動でき、フィールドにセットされたカードを破壊する効果を持っています。
墓地発動する効果も持っているため、コストとして墓地に送る対象として1枚採用しておくという手も有りますが、自身以外にももう1枚除外コストを必要するなど、やや重い点には注意が必要です。サイドデッキから投入するという可能性はあるでしょうか。
《帝王の轟毅》
速攻魔法
(1):自分フィールドのレベル5以上の通常召喚された表側表示モンスター1体をリリースし、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、属性を1つ宣言して発動できる。フィールドの全ての表側表示モンスターは、ターン終了時まで宣言した属性になる。
自身の帝モンスターなどをリリースすることで、フィールド上のカード1枚の効果を無効化することが出来るカードです。
効果自体は強いのですが、《真帝王領域》等を用いる場合、そちらで十分なことも多く、コストもけして軽くないため、採用しづらいカードです。
墓地発動効果は帝モンスターの追加効果を発動するためのサポートとなるため、それらを活用するデッキの場合は1枚投入しておいて、コストなどで墓地に送るという使い方も出来るかもしれません。
《再臨の帝王》
装備魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の、攻撃力2400/守備力1000のモンスターまたは攻撃力2800/守備力1000のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚し、このカードを装備する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
(2):モンスターをアドバンス召喚する場合、装備モンスターは2体分のリリースにできる。
墓地に存在する帝モンスターなどを、蘇生し、2体分のリリースとして使用できるようにするカード。
効果自体は決して悪くなく、リリース要員の確保に役立ちますが、《真帝王領域》によって、リリース数を軽減している場合、そこまでする必要が無い場合も多いため、あまり採用はされないことが多いです。
逆に《真帝王領域》軸でない場合はエクシーズ素材などにも用いることが出来るため、採用する意義が出てくる場合もあります。
《始源の帝王》
永続罠
(1):このカードは発動後、効果モンスター(悪魔族・闇・星6・攻1000/守2400)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。
(2):このカードの効果でこのカードが特殊召喚した場合、手札を1枚捨て、属性を1つ宣言して発動できる。このカードは宣言した属性として扱い、このカードと同じ属性のモンスターをアドバンス召喚する場合、2体分のリリースにできる。
(3):このカードの効果で特殊召喚されたこのカードが存在する限り、自分はこのカードと同じ属性のモンスターしか特殊召喚できない。
手札を捨てることで2体分のリリースとして用いることも可能になる罠モンスターです。
効果自体は有用なのですが、永続罠なため、若干遅く、最上級帝を数多く採用しない限りはこのカードである意義もそこまで無いため、採用するとしても1枚が限界でしょうか。
《連撃の帝王》
永続罠
(1):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにこの効果を発動できる。モンスター1体をアドバンス召喚する。
相手ターンにアドバンス召喚を出来るようにする永続罠です。
効果自体は悪くないのですが、このカード単体では一切何も出来ない他、このデッキにとって核となる《天帝アイテール》は既に上記のような効果を内蔵していることもあって、採用率は低いです。墓地で発動する効果も無いのもマイナス点。
上記以外で相性のいいカードの選定
上記で紹介したカード以外にも様々相性のいいカードはありますが、ここではその一部、特に採用の可能性が高いであろうカードを紹介しておきます。
増援とテラ・フォーミング
《増援》
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。
《テラ・フォーミング》
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。
いずれもこのデッキで重要度が高い、《天帝従騎イデア》と《真帝王領域》をサーチする効果を持つカードです。
どちらも汎用性が高いですが、後者の場合は、既にサーチ手段が豊富にある点や、デッキ内に3枚存在していることが重要な場面も多いことから、4枚目以降を必要とする場合に限るでしょうか。
なお、自分のターンにすぐ効果を発動したい関係上、類似効果を持つ罠の《メタバース》は採用しづらいです。
ワン・フォー・ワンとトゥルース・リインフォース
《ワン・フォー・ワン》
通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。
《トゥルース・リインフォース》
通常罠
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
(1):デッキからレベル2以下の戦士族モンスター1体を特殊召喚する。
いずれも《天帝従騎イデア》をリクルートする手段として採用を検討出来るカードです。
上記の《増援》とは違い、召喚権を用いないため、仮に効果が無効化されてもリカバリーしやすいのが利点です。
前者は魔法カードなので即使うことが出来ますが、手札コストが必要で、後者は罠カードなので遅いですが、手札コストを必要としません。どちらも一長一短ですが、リリース要員の確保に役立つため、採用を検討できるでしょう。
手札誘発対策他
このデッキは基本的に相手の発動する効果を封殺しやすいため、従来のデッキよりも汎用性の手札誘発などの重要性が低くなります。
が、このデッキに対しての手札誘発は相変わらず脅威であり、召喚権をもちいて展開した《天帝従騎イデア》などの効果を無効化されると、それだけでそのターンの展開が止まってしまう可能性があります。そこで、それらに対抗する手段として《墓穴の指名者》が採用を検討出来ます。
《墓穴の指名者》
速攻魔法(準制限カード)
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。
また、環境で猛威を振るうエルドリッチデッキなどにはこのデッキの制約が通用しにくいため、 《スカル・マイスター》を投入し、それらの対策を取るという手段もあります。
《スカル・マイスター》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 400
(1):相手の墓地で魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。その効果を無効にする。
おわりに
と、いった感じで真帝王領域軸の帝王デッキの解説でした。
遊戯王マスターデュエルでは上記のカードがほぼ全て1つのパックから揃うことや、エクストラデッキに一切モンスターを必要としないことなどから、個人的には初心者がまず作るのにはオススメのデッキだと思っています。
その他にも《真帝王領域》を用いずに、エクストラを活用する形に組み替えることも可能ですが、煩雑になってしまうので今回は割愛しました。機会があれば、また触れようと思います。
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【マスターデュエル】エルドリッチデッキ解説記事(2022.01)
こんばんは。本日は遊戯王マスターデュエルでも猛威を振るっている、エルドリッチデッキについて解説していきます。
デッキレシピ
※詳細なデッキレシピはこちら
デッキの基本戦術
《黄金卿エルドリッチ》
効果モンスター
星10/光属性/アンデット族/攻2500/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカードと魔法・罠カード1枚を墓地へ送り、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを手札に加える。その後、手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは相手ターン終了時まで、攻撃力・守備力が1000アップし、効果では破壊されない。
デッキ名にもなっている《黄金卿エルドリッチ》を素早く特殊召喚し、黄金郷・エリドリクシルなどの関連魔法・罠や、汎用性が高く、《黄金卿エルドリッチ》の展開や、関連カードの発動を阻害しない罠などで相手の展開を阻害したり、除去を行ったのち、《黄金卿エルドリッチ》などで攻撃を行っていく……というのがこのデッキの基本戦術になります。
そのため、このデッキで重要となるのは以下の3つのポイントとなります。
1.《黄金卿エルドリッチ》を展開する方法を確保する
2.《黄金卿エルドリッチ》関連カード(黄金郷・エリドリクシルカード)の選択
3.カテゴリ外カードの選択
そこで次項では、それぞれについて特に重要なカードについて触れていきます。
主要カード
《黄金卿エルドリッチ》を展開する方法
まずはこのデッキの中心戦力である《黄金卿エルドリッチ》の展開に持っていくために必要なカードについて。なんと言っても一番重要なのは、現在(※1)で準制限カードにも指定されている《呪われしエルドランド》です。
《呪われしエルドランド》
永続魔法(準制限カード)
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分はアンデット族モンスターでしか攻撃宣言できない。
(2):800LPを払って発動できる。デッキから「エルドリッチ」モンスター1体または「黄金郷」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「エルドリッチ」モンスター1体または「黄金郷」魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。
このカードを用いることで、デッキから《黄金卿エルドリッチ》をサーチしてくることが出来ます。
《黄金卿エルドリッチ》は、自身の効果で自ら墓地に行き、手札に回収され、復活するという流れが可能なため、手札(ないしは墓地)にさえあれば、展開自体はそこまで難しくはありません。
その際、最大で2枚の魔法・罠のコストが必要になりますが、関連カードである黄金郷・エリドリクシルカードは基本的に以下のような共通効果を持っています。
(2):自分・相手のエンドフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エルドリクシル(黄金郷)」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
※括弧内はそれぞれもう片方のカテゴリ名
その為、展開するためのカードさえ存在していれば、ディスアドバンテージにはならず、《黄金卿エルドリッチ》の効果によって1枚の除去が行えるため、逆にアドバンテージが稼げるという形になっているのです。
ただ、いくら後続をサーチ出来るからと言っても、デッキのリソースは有限です。そのため、墓地に落ちてしまったエルドリッチを、蘇生するためのカードも重要となります。
《白き宿命のエルドリクシル》
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の手札・墓地からアンデット族モンスター1体を選んで特殊召喚する。自分フィールドに「エルドリッチ」モンスターが存在しない場合には、この効果で「エルドリッチ」モンスターしか特殊召喚できない。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「黄金郷」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
《紅き血染めのエルドリクシル》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分のデッキ・墓地からアンデット族モンスター1体を選んで特殊召喚する。自分フィールドに「エルドリッチ」モンスターが存在しない場合には、この効果で「エルドリッチ」モンスターしか特殊召喚できない。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「黄金郷」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
いずれも墓地から《黄金卿エルドリッチ》を蘇生できるカードになります、ただ、《白き宿命のエルドリクシル》はそれ以外の展開元が手札なのに対して《紅き血染めのエルドリクシル》はデッキとなっています。
既に解説したとおり、このデッキは《黄金卿エルドリッチ》が存在しないと成り立ちません。そのためどちらかと言えば《紅き血染めのエルドリクシル》の投入枚数を多めにするのが良いでしょう。
またこれら以外にも、手札・デッキから《黄金卿エルドリッチ》を展開することが出来る《黒き覚醒のエルドリクシル》があります。
《黒き覚醒のエルドリクシル》
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):手札・デッキからアンデット族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。自分フィールドに「エルドリッチ」モンスターが存在しない場合には、
この効果で「エルドリッチ」モンスターしか特殊召喚できない。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「黄金郷」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
こちらは上記の2枚と違って、墓地に対応していないため、デュエル終盤に引いてしまうと使えない危険性が伴います。
そのため、デッキレシピでも採用枚数は2枚にしていますが、初動を担う効果でもあるので、回してみて調整するのが良いでしょう。
黄金卿エルドリッチ関連カード(黄金郷・エリドリクシルカード)の選択
次は関連カードの選択です。とは言っても。既にエリドリクシルカードに関しては上記で解説を入れているので、この枠では主に黄金郷カードについての解説をしていきます。
黄金郷カードは永続罠とそれ以外で使い勝手が大きく違うので、それぞれ別に解説をしていきます。
まずは永続罠カード。現在(※2)存在しているのは3枚。
《黄金郷のガーディアン》
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードは発動後、通常モンスター
(アンデット族・光・星8・攻800/守2500)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。自分フィールドに「黄金卿エルドリッチ」が存在する場合、さらにフィールドの表側表示モンスター1体を選んで攻撃力を0にできる。
(2):自分・相手のエンドフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エルドリクシル」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
《黄金郷のコンキスタドール》
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードは発動後、通常モンスター
(アンデット族・光・星5・攻500/守1800)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。自分フィールドに「黄金卿エルドリッチ」が存在する場合、さらにフィールドの表側表示のカード1枚を選んで破壊できる。
(2):自分・相手のエンドフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エルドリクシル」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
《黄金郷のワッケーロ》
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードは発動後、通常モンスター
(アンデット族・光・星5・攻1800/守1500)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。自分フィールドに「黄金卿エルドリッチ」が存在する場合、さらに自分・相手の墓地のカード1枚を選んで除外できる。
(2):自分・相手のエンドフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エルドリクシル」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
それぞれ、エリドリクシルカードと似たような共通効果の他に、発動時、《黄金卿エルドリッチ》がフィールド上に存在している場合に発動する追加効果を持っています。それぞれ上から順に、
・フィールド上の表側表示モンスターの攻撃力を0にする
・フィールド上の表側表示のカードを選んで破壊する
・自分・相手の墓地に存在するカードを1枚除外する
といった感じ。基本的には《黄金郷のガーディアン》は汎用性が低いため、採用率は低く、後の2枚を中心に回していくこととなると思います。そして、どちらかといえば、場面を選びにくい《黄金郷のコンキスタドール》が優先される場合が多いです。
それ以外には融合を行う《黄金郷の七摩天》とセット効果を持たないカウンター罠《永久に輝けし黄金郷》があります。
《黄金郷の七摩天》はエクストラを含めてやや、構築をアンデッド族寄りに変更する必要があり、デッキパワーを必ずしも高めるわけではない為今回は割愛し、《永久に輝けし黄金郷》について触れます。
《永久に輝けし黄金郷》
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「エルドリッチ」モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。
共通のセット効果を持たない為、コストにしにくいなどの欠点がありますが、このカードもエリドリクシルカードによるセットに対応しています。
効果自体は非常に強力で、《黄金卿エルドリッチ》さえ存在していれば、リリース対象は各種黄金郷トークンで問題ないため、枚数を検討する必要はありますが、採用していいカードです。
カテゴリ外カードの選択
最後に、エルドリッチ関連カードではないですが、このデッキに採用しやすいカードを紹介しておきます。
《黄金卿エルドリッチ》は蘇生及び除去効果が手札・墓地で処理されるため、フィールド上で効果を発動できなくても余りダメージがありません。
また、基本的にエクストラデッキに頼らないなど、他のデッキとは違った特色もあるため、それらを考慮して選出していきます。
強欲で金満な壺と金満で謙虚な壺
《強欲で金満な壺》
通常魔法
(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
《金満で謙虚な壺》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はカードの効果でドローできない。
(1):自分のEXデッキのカード3枚または6枚を裏側表示で除外して発動できる。除外した数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、その中から1枚を選んで手札に加え、残りのカードを好きな順番でデッキの一番下に戻す。このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。
どちらも「エクストラデッキを除外することで発動するドローソース」です。前者は除外がランダムですが、最大2枚のドローが可能で、後者は除外が選択制ですが、手札に加えられるのは1枚という差があります。
エルドリッチデッキは、キーカードを手札に加えさえしてしまえば良い側面があるため、これらのカードで素早く手札に加えるのは有効な手段のひとつと言えます。
《強欲で金満な壺》を用いる場合、展開する可能性が高いモンスターは3枚投入しておくことで、除外されてしまう可能性を減らすことが可能で、その時に選びたいのが下記の《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》です。
超弩級砲塔列車グスタフ・マックス
《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/地属性/機械族/攻3000/守3000
レベル10モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手に2000ダメージを与える。
エルドリッチデッキは制圧力に優れますが、攻撃を行うのが基本的に《黄金卿エルドリッチ》1体なため、ややダメージリソースが少ないという欠点があります。
それを補う、最後の詰めに使われやすいのがこの《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》です。
《黄金卿エルドリッチ》でのエクシーズ召喚が可能で、2000という少なくないダメージを与えることが可能になります。
各種永続罠と若干アンチシナジーにはなるため、必ず使用できるわけではありませんが、もしもの時のために3枚投入しておくと、上記のドローソースで除外される危険性もぐっと低くなり、選択肢が増えることになります。
ルール介入型の永続罠
エルドリッチデッキは展開するモンスターの種類や、その展開回数が非常に少ないことが特徴です。
また、魔法の比率もかなり少な目なため、それらを考慮したうえで、いくつかのルール介入型の永続罠が採用を検討出来ます。
《スキルドレイン》
永続罠
1000LPを払ってこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
まずは有名どころでこれ。上述の通り、《黄金卿エルドリッチ》は手札や墓地など、フィールド以外で発動する効果が多いため、このカードが発動していても、デメリットが少ないです。
逆に相手に対する影響は絶大で、このカード1枚でほとんどの動きを封殺されるデッキも少なくありません。ライフコストはありますが、積極的に採用したいカードの1枚です。
《群雄割拠》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の種族のモンスターしか表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの種族が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。
《御前試合》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の属性のモンスターしか表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの属性が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。
こちらはそれぞれ種族・属性を1種類に絞る、というカード。どちらもエルドリッチデッキからしてみればデメリットは皆無に等しいですが、デッキによってはやはりこれらの効果だけで展開が鈍ってしまうものも少なくない為、有用、といっていいと思います。
難点としては、現在環境で強力なドライトロンやサンダー・ドラゴンあたりには余り効果が無い点でしょうか。
《センサー万別》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いのフィールドにそれぞれ1体しか同じ種族のモンスターは表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドに同じ種族のモンスターが2体以上存在する場合には、同じ種族のモンスターが1体になるように墓地へ送らなければならない。
こちらは《群雄割拠》の逆バージョンともいえるカードです。
同種族を並べることの多いデッキに対して効力を発揮しますが、エルドリッチデッキ自身にも制約が入ってしまうという欠点があります。基本的にはサイドデッキか、環境次第で採用されるカードでしょうか。
《虚無空間》
永続罠(制限カード)
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
(2):デッキまたはフィールドから自分の墓地へカードが送られた場合に発動する。このカードを破壊する。
《王宮の勅命》
永続罠(制限カード)
このカードのコントローラーはお互いのスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。700LP払えない場合このカードを破壊する。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての魔法カードの効果は無効化される。
共に制限カードの永続罠です。前者は特殊召喚を、後者はフィールド上の魔法カードの効果を無効化する効果を持っています。
後者の《王宮の勅命》は、ライフポイントを強制的に支払う効果となっていますが、《黄金卿エルドリッチ》の効果でコストにすることが出来るため、使い捨てのカウンターカードとして用いることも可能になっています。
《サモンリミッター》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのプレイヤーは1ターンに合計2回までしかモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
お互いのあらゆる召喚手段を2回までに制約するカードです。召喚権を増やして展開するふわんだりぃずのようなデッキに対して絶大な威力を誇ります。
それ以外でも特殊召喚を3回以上行って展開するデッキは少なくなく、強力な妨害として成立するでしょう。
カウンター罠
エルドリッチは既に関連カードに《永久に輝けし黄金郷》というカウンター罠を持っていますが、それ以外でも採用の可能性がある汎用性の高いものがこの2枚です。
《神の宣告》
カウンター罠
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
《神の通告》
カウンター罠
(1):1500LPを払って以下の効果を発動できる。
●モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
《神の宣告》はほぼ万能なカウンターを、《神の通告》はモンスター全般についてのカウンターを行うことが出来ます。
どちらも発動機会は多く、投入するメリットは大きいのですが、前者のライフコストが発動時のライフポイントから半分なのに対して、後者は固定値で1500な点には注意が必要。
エルドリッチデッキにはそれでなくともライフポイントを支払うカードが多いため、特に《神の通告》は、支払うライフポイントが無くて発動できないという事態にならないように枚数はよく吟味する必要があります。
終わりに
と、いうわけで、エルドリッチデッキの解説とデッキレシピ紹介でした。
先日公開された遊戯王マスターデュエルでも既に猛威を振るっているデッキで、エクストラデッキに(あまり)依存しないということで注目も浴びていますが、上記の通り、相手のデッキを妨害する札が非常に多く、マストカウンター(絶対に止めなくてはならない効果発動など)を見極めたり、環境で強いデッキに合わせてカテゴリ外のカードを選んだりするのは初心者ではなかなか至難の業じゃないかなぁと個人的には思っております。
ただ、強いことは間違いが無く、汎用性の高いカードを多く採用するため、他のデッキでも活躍が見込めるカードを多く搭載していて、つぶしが利きやすいというメリットもあったりします。
上記で紹介した以外のカードでも、相性のいいカードは存在しますので、是非、試行錯誤してみてください。
※1…2022年1月からのリミットレギュレーション
※2…2022年1月24日
遊戯王OCG デュエルモンスターズ デッキビルドパック シークレット・スレイヤーズ BOX
コナミデジタルエンタテインメント 遊戯王OCG デュエルモンスターズ DIMENSION FORCE BOX(初回生産限定版)(+1ボーナスパック 同梱) CG1779
遊戯王 文庫版 コミック 全22巻完結セット (集英社文庫―コミック版)
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デッキ考察記事/セリオンズ(2022.01)
※ディメンション・フォース関連情報についてはこちらをご覧ください
こんばんは。本日はディメンション・フォースで新登場したカテゴリ・セリオンズのデッキについてのお話です。
デッキレシピ
セリオンズの基本戦術
《無尽機関アルギロ・システム》
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):デッキから「セリオンズ」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の「セリオンズ」カード1枚を対象として発動できる。そのカードとこのカードの内、1枚を手札に加え、もう1枚をデッキの一番下に戻す。
《セリオンズ・チャージ》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札及び自分の魔法&罠ゾーンの表側表示のカードの中から、「セリオンズ・チャージ」以外の「セリオンズ」カードまたは「無尽機関アルギロ・システム」1枚を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
セリオンズは「墓地のセリオンズか、自身と同種族のモンスターを装備して、手札から特殊召喚する」という共通効果を持っています。なので、墓地にそれらのモンスターをあらかじめ送っておく必要性があります。
このうち、前者の「セリオンズモンスター」であれば、《無尽機関アルギロ・システム》や、《セリオンズ・チャージ》を用いることで墓地に送ることが可能で、後者も後述する《惑星探査車》などを介することで墓地に置くことが可能なので、最上級モンスターのみのカテゴリですが、安定感に関しては心配しなくても大丈夫。
そして、墓地に特定のモンスターを落とした上で、セリオンズモンスターを特殊召喚したら、各自の効果を用いてアドバンテージを稼いでいく、というのがセリオンズの基本的な立ち回りになります。
《セリオンズ“キング”レギュラス》なら効果無効、《セリオンズ“リリー”ボレア》ならばサーチと、様々な効果を持っているので、それらを駆使してアドバンテージを稼いでいくといった感じになるでしょうか。
カテゴリ外で相性のいいカード
上述の通り、セリオンズは基本的に「墓地のセリオンズか同種族モンスター」を装備することで手札から特殊召喚できるため、単体でも各種族のデッキに出張採用できる可能性があります。
それと同じように、各種族の汎用札をセリオンズデッキに採用出来る可能性もありますが、その場合、種族デッキにバランスを傾けた亜種のデッキ構築になるため、今回は割愛しておきます。
それ以外で、純正セリオンズデッキに採用出来る可能性のあるカードをいくつか紹介しておきます。
惑星探査車
《惑星探査車》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1000/守1000
(1):このカードをリリースして発動できる。
デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。
自身をリリースすることで、デッキからフィールド魔法をサーチ出来る機械族モンスター。言わずもがなこのデッキでは《セリオンズ“キング”レギュラス》や《円盤闘技場セリオンズ・リング》との相性がいいです。
《惑星探査車》をリリースして《円盤闘技場セリオンズ・リング》をサーチし、その効果で、《セリオンズ“キング”レギュラス》をサーチすることで、特殊召喚までの環境が整います。
その時、装備しているカードがセリオンズではないので、《セリオンズ“キング”レギュラス》のコストは手札から出す必要があるので、そこだけ注意が必要です。
《セリオンズ“キング”レギュラス》
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2800/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の、「セリオンズ」モンスターまたは機械族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):相手がカードの効果を発動した時、自分の手札・フィールドから「セリオンズ」モンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。その効果を無効にする。
(3):このカードを装備した「セリオンズ」モンスターは、攻撃力が700アップし、このカード名の(2)の効果を得る。
《円盤闘技場セリオンズ・リング》
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「セリオンズ」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分のモンスターが戦闘で破壊される場合、代わりにデッキから「セリオンズ」カードまたは「無尽機関アルギロ・システム」1枚を墓地へ送る事ができる。
(3):1ターンに1度、自分または相手のモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地の「セリオンズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
薔薇の聖騎士とローンファイアブロッサム
《薔薇の聖騎士》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 200
「薔薇の聖騎士」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
このカードをリリースして発動できる。手札・デッキから植物族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。デッキからレベル7以上の植物族モンスター1体を手札に加える。
《ローンファイア・ブロッサム》
効果モンスター(準制限カード)
星3/炎属性/植物族/攻 500/守1400
(1):1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する。
こちらはサーチ効果を持つ、《セリオンズ“リリー”ボレア》を展開するサポートとなる2枚。
《ローンファイア・ブロッサム》はフィールドへの特殊召喚。《薔薇の聖騎士》は手札へのサーチなので、どちらかというと、《セリオンズ“リリー”ボレア》のコストを確保しやすい《薔薇の聖騎士》の方が優秀でしょうか。
ちなみに、《セリオンズ“リリー”ボレア》にはカードごとのターン1制限がありますが、《ローンファイア・ブロッサム》で展開したのち、《円盤闘技場セリオンズ・リング》でもう1体の自身をサーチしてくることでランク8エクシーズにも繋げられたりします。
《セリオンズ“リリー”ボレア》
効果モンスター
星8/風属性/植物族/攻2400/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の、「セリオンズ」モンスターまたは植物族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「セリオンズ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードを装備した「セリオンズ」モンスターは、攻撃力が700アップし、このカード名の(2)の効果を得る。
金満で謙虚な壺と強欲で金満な壺
《金満で謙虚な壺》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はカードの効果でドローできない。
(1):自分のEXデッキのカード3枚または6枚を裏側表示で除外して発動できる。除外した数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、その中から1枚を選んで手札に加え、残りのカードを好きな順番でデッキの一番下に戻す。このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。
《強欲で金満な壺》
通常魔法
(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの
裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
セリオンズは比較的エクストラデッキに頼らずに展開が可能なため、これらのドローソースを投入することが出来ます。
《金満で謙虚な壺》はエクストラデッキをある程度は活用する場合、《強欲で金満な壺》はほぼほぼ活用しない場合に投入するといった具合。
どちらを取るかは構築次第で、上記のレシピの場合、入れるのは《金満で謙虚な壺》、ということになります。
その他妨害札
一度動いてしまえば割と大体のことには対処が可能なデッキなのですが、劣勢盤面をひっくり返しにくいデッキなので、比較的妨害札は多めになると思われます。
特に、盤面を突破する際に活用しやすい《禁じられた一滴》は有用で、手札コストを払う余裕もある(墓地肥やしにもなりえる)ことから採用の余地があると思われます。
《禁じられた一滴》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから、このカード以外のカードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。このカードの発動に対して、相手はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードと元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を発動できない。
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POWER OF THE ELEMENTS発売直前雑記(2022.04.22)
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雑記
0.はじめに
こんばんは。POWER OF THE ELEMENTSの発売日前日ということで、今日はちょっと趣向を変えて、パックの高レアリティなどを確認しながら、総評と雑感の間くらいのお話をつらつらと書いていこうと思います。今後も続けるかは不明。取り合えずやってみようのコーナーです。
1.高レアリティと相場予想
で、実際に収録される高レアリティ(具体的に言うとウルトラレアとスーパーレア)の一覧がこちら。
ウルトラレア
《セリオンズ・イレギュラー》/500円
《倶利伽羅天童》/1,500円
《地霊媒師アウス》/650円
《E・HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》/300円
《ティアラメンツ・カレイドハート》/400円
《ギガンティック・スプライト》/400円
《月女神の鏃》/1200円
《龍皇の波動》/500円
スーパーレア
《E・HERO スピリット・オブ・ネオス》/600円
《スプライト・ブルー》/600円
《灰燼のアルバス》/300円
《ティアラメンツ・シェイレーン》/700円
《丘と芽吹の春化精》/300円
《ヴェンデット・スカヴェンジャー》/200円
《ティアラメンツ・キトカロス》/700円
《ジェムナイトレディ・ローズ・ダイヤ》/300円
《スプライト・エルフ》/400円
《EN-エンゲージ・ネオスペース》/600円
右側に付いている値段はメルカリなどの販売価格を参考に付けた初動価格の予想です。あくまで初動なので、需要の低いカードを中心に、ここから100~200円は下がると思いますが、比率はこのくらいで推移するんじゃないかなぁ思います。
全体的に外れと言える高レアカードが少なく(というか無い?)ので、かなり各カードの値段が高く出ていますね。
もっとも前日のメルカリ価格だと、安めのカードもそれなりの値段に出ることが多いので、全体の中で低い方に分類されているカード(《灰燼のアルバス》や《ヴェンデット・スカヴェンジャー》あたり)は在庫が出回るようになってくれば2桁に落ち着く可能性はあるかなぁと思います。
後はプリシクの値段ですけど、こちらは《ティアラメンツ・シェイレーン》が現段階でも4万円近い価格で取引されているので、これのプリシクが一番の当たりとなりそう。
それ以外だと+1に設定されている《E・HERO フレイム・ウィングマン》が高値になると思われますが、こちらはまだ出回っている数が少ないので、最終的にどれくらいで落ち着くかは不明ですね。E・HEROに絶対投入されるカードではないので、意外と低めに落ち着く気がしているのですが、どうでしょうか。
2.買いかどうか
パックが買いかどうかは、はっきり言って個々人の状況に寄ってくるので、それ次第とも言えるのですが、全体で見るとそこそこの値段に落ち着く可能性の高いカードが多く、ノーマルやレアにも優秀なカードがあるため、1箱くらいは買っても良いのかなぁという印象です。
個人的な話で言えば、取り合えず1箱買って、その辺り次第で次を考えるという形で行こうかと思っています。今のところは、ですけど。
ただこれも、セリオンズを組んでいて、ティアラメンツにも興味があるという状況もあるので、組んでいるデッキによってはなんとも言えない感じではあります。
とはいえ汎用に近いカードが2枚入っているというのは大きい気はしますけどね……最近のレギュラーパックの傾向として、《倶利伽羅天童》のようなカードは、パック発売暫くは少しづつ相場が下がっていって、ある一時を境にガンと上がるイメージがあるので注意が必要な気がします。こういうどのデッキでも投入される可能性があるカードが一番めんどくさいんですよね……
3.おわりに
と、言う訳で発売直前の雑記でした。有益な情報になるかは分かりませんが、自分の雑感などをまとめてみました。
一応これでもトレードの時に釣り合うかを相談されるくらい相場に詳しかったこともある身ではあるんですけど、最近はネット通販などの普及で全体的にそう言った予測や相場チェックも必要無くなった感じなので、あくまでその上での感想ということで。
ちなみにもう一つだけ書いておくと、発売直後のネット通販は価格がブレやすいので、明らかに安いと思ったカードは発売開始時間に張り付いておいて、即購入するのが手です。自分はこれをしなかったことでドライトロンを組み損ねました。本当に惜しいことをした。
それではまた、そのうち。次回もこれをやるかは分かりませんけどね。
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汎用エクストラ考察/エクシーズ編/ランク2
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当記事について
当記事では汎用性の高いエクシーズ(以下X)モンスターのうち、ランク2のモンスターについてをまとめた記事です。
No.29 マネキンキャット
レベル2モンスター2体で展開出来るランク2エクシーズモンスターです。2種類の相手の墓地からモンスターを蘇生する効果を持ちます。
(2)の効果は相手に強く依存する上に、発動タイミングが相手ターンになりやすく、蘇生段階で効果を発動出来るようなモンスターでもない限りはアドバンテージを稼ぎにくいですが、(1)の効果は自分のターンに発動出来るため、アドバンテージを稼ぐことが出来ます。
対象が相手の墓地になるため、エクシーズなどに使える可能性は低いですが、リンク召喚などに繋げることは出来るでしょう。
No.45 滅亡の予言者 クランブル・ロゴス
レベル2モンスター2体で展開出来るランク2エクシーズモンスターです。このカード以外のフィールド上に存在する表側表示のカード効果を無効にし、同名カードの発動も封じるカードです。
(2)の効果をいかすことを考えなくとも、単純に(1)だけを目的にX召喚し、厄介なカードの効果を無効化するという使い方が出来ます。
ステータスも高めため、アタッカーとしても用いることが出来るでしょう。ランク2を中心としたデッキであれば、選択肢になってくる1枚です。
ガチガチガンテツ
レベル2モンスター2体で展開出来るランク2エクシーズモンスターです。X素材を取り除くことで自身の破壊を防ぐ効果と、X素材の数だけ自分フィールド上のモンスターを強化する効果を持ちます。
2種類の効果がややアンチシナジーですが、単純に場持ちの良い壁として使用することも出来る他、変わったところだと、自分の場も巻き込むタイプの全体除去を用いる際、効果で破壊を回避するといった使い方も出来ます。
神騎セイントレア
レベル2モンスター2体で展開出来るランク2エクシーズモンスターです。X素材を持っている状態では戦闘破壊されない効果と、X素材を取り除くことで、戦闘を行った相手モンスターを手札にバウンスする効果を持ちます。
(1)の戦闘破壊耐性と、(2)のバウンス効果がシナジーしていて、戦闘破壊されることなく、相手のモンスターをバウンスすることが出来ます。
難点としてはX素材が無いと機能しないところで、何らかの形で補充しないかぎりは2回使った後はただの攻撃力2000のモンスターとなります。
それでも、汎用性の高い除去性能で、ランク2デッキでは優先的に投入されるXモンスターです。
聖光の宣告者
レベル2モンスター2体で展開出来るランク2エクシーズモンスターです。X素材を取り除くことで、墓地に存在するモンスターを手札に加えた後、手札から1枚、デッキに戻す効果を持っています。
アドバンテージが稼げる効果ではありませんが、回収するモンスターには一切の制約が無いため、再利用したいモンスターが存在するランク2デッキでは投入を検討出来ます。
変わったところだと、手札からの特殊召喚に対応しないモンスターをデッキに戻すという使い方も出来たりします。
ダイガスタ・フェニクス
レベル2モンスター2体で展開出来るランク2エクシーズモンスターです。X素材を取り除くことで発動ターン、自分フィールド上の風属性モンスターを2回攻撃出来るようにする効果を持っています。
効果自体は一見風属性専用に見えますが、このモンスター自体が風属性なため、単純に2回攻撃出来るアタッカーとして起用することが可能です。
ランク2エクシーズモンスターの攻撃力を考えれば、1500での2回攻撃というのはダメージとしては高い方で、採用が検討出来る1枚になります。
なお、風属性デッキにも採用出来るカードではありますが、その場合、このカードをX召喚出来ることが条件になるため、どちらかといえばランク2の汎用アタッカーという側面が強いモンスターです。
幻影騎士団カースド・ジャベリン
レベル2モンスター2体で展開出来るランク2エクシーズモンスターです。X素材を取り除くことで、相手フィールド上の表側表示モンスターの効果を無効にし、攻撃力を0にすることが出来るモンスターです。
幻想騎士団に関する効果も一応持ち合わせていますが、基本的には汎用性が高く、ランク2デッキでも採用が検討出来るカードです。
効果は上述の《No.45 滅亡の予言者 クランブル・ロゴス》とやや似通っていますが、攻撃力を0に出来る点でこちらが勝り、発動ターン以後も無効化できる点や、本体のステータスという点ではあちらが勝っています。
単体での処理能力はこちらに軍配が上がるため、他にアタッカーなどを工面できるかどうかで、どちらか、あるいは両方を採用するかを決めると良いでしょう。
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汎用エクストラ考察/エクシーズ編/ランク1
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当記事について
当記事では汎用性の高いエクシーズ(以下X)モンスターのうち、ランク1のモンスターについてをまとめた記事です。
No.54 反骨の闘士ライオンハート
レベル1モンスター3体で展開出来るランク1Xモンスターです。戦闘で破壊されない効果と、自分が受ける分の戦闘ダメージを相手に与える効果を持っています。
X素材が3体と比較的重いため、全てのランク1を展開するデッキに投入できる訳ではありませんが、相手フィールド上に展開されているモンスターの攻撃力次第ではワンキルも狙えるため、枠があまっていれば、1枚くらい挿しておくと、面白い動きをすることがあるでしょう。
LL-アセンブリー・ナイチンゲール
レベル1モンスター2体以上で展開出来るランク1Xモンスターです。攻撃力自体はそこまで高くはなりにくいものの、ダイレクトアタック効果を持っているため、最後の詰めに使えるカードになります。
X素材を持っている数だけ攻撃が行えるため、1度のダメージは少なくとも素材の数次第では侮れないダメージを生み出すため、選択肢の1枚として覚えておくと良いでしょう。3体以上のレベル1モンスターを並べることが出来るデッキ向けでしょうか。
キキナガシ風鳥
レベル1モンスター2体で展開出来る、ランク1Xモンスターです。他のカードの効果を受けない他、X素材を取り除くことで戦闘破壊耐性も付与することが出来るため、壁として機能するモンスターです。
反面、攻撃的な性能は無いため、あくまでその場しのぎの為のモンスターです。
ゴーストリック・デュラハン
レベル1モンスター2体で展開出来るランク1Xモンスターです。
ゴーストリックに関する効果が多めですが、(2)の攻撃力半減効果はどのデッキでも扱うことが可能で、あらゆるランク1を展開するデッキに採用が検討出来る1枚です。
シャイニート・マジシャン
レベル1モンスター2体で展開出来るランク1Xモンスターです。
1ターンに1度の戦闘破壊耐性と、このカードを対象にしたカードの効果を無効にして破壊する効果を持ち合わせています。
《キキナガシ風鳥》同様防御的な性能をしていますが、あちらとは違い、ステータスそのものがそれなりに高い点で勝っています。
反面、戦闘破壊耐性は1ターンで1度きりなため、1ターン限りの防御性能で言えば《キキナガシ風鳥》に軍配があがると言えるでしょう。
森羅の姫芽宮
レベル1モンスター2体で展開出来る、ランク1Xモンスターです。
(2)の効果は森羅専用ですが、(1)の効果が汎用的で、デッキをめくって、魔法・罠だった場合は手札に加え、違った場合は墓地に送ることが出来ます。
デッキトップを操作出来るデッキでない限りはランダム性の高い効果ですが、最悪でも墓地肥やしにはなるため、それを含めて採用することもあるでしょう。
また、地味なところですが。ランク1にしては比較的攻撃力が高めで、アタッカーとしても見ることが出来ます。
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